1ヶ月くらい前、GoogleのAdSenseから「税務上の居住地の証明書をアップロードしてください」と言われまして。
「税務上の居住地の証明書?何それ?」
って感じだったんですが、先日ようやく解決しました↓
なので今日は、AdSenseから税務上の居住地の証明書を求められたときの対処法を書いていきますね!
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)って何?
「税務上の居住地の証明書」とは、税務当局が発行する書類の一つです。
今はあまり難しく考えず、「そういう名前の書類があるんだ」とだけ思っておけばOK!
住民票の写し、戸籍謄本の写し、印鑑登録証明書……公式な書類っていろいろありますよね。その中の1つというイメージです。
運転免許証・住民票・マイナンバーカードではダメなの?
はい、ダメです!
Google AdSenseに提出する「有効な税法上の居住地の証明書」は、「地域の税務当局の認可を受けている」必要があります。
住民票やマイナンバーカードを交付しているのは、市町村。
運転免許証を交付しているのは、各都道府県の公安委員会。
どちらも「税務当局」ではないので、それらが交付した書類は認められません。
実際、私は最初試しに運転免許証の画像をアップロードしてみましたが、見事に却下されました(笑)↓
Googleは別に、身分証明書を求めているわけではないんですね。
日本の「税務当局」はどこ?
日本でいうと、
- 財務省
- 国税庁
- 国税局
- 税務署
これらが「税務当局」になるかと思います。
税務に関する仕事をしている公的機関のことですね。
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の入手方法は?
では、「税務上の居住地の証明書」はどうやって手に入れれば良いのでしょうか?
居住者証明書はどこで入手できる?
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)は、所轄の税務署に申請すれば交付してもらえます。
お住まいの地域の所轄の税務署は、こちらから検索できます↓
居住者証明書の申請に必要なものは?
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の申請に絶対に必要なものは、
- 居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)2部
- 本人の身分証明書(運転免許証、パスポート、写真付きの住民基本台帳カードなど)
です。
居住者証明書1枚を申請するのに、交付請求書は2枚必要というのが重要です!
また、以下の場合は他にも必要なものがありますのでご確認ください。
代理人が請求する場合
- 代理の権限を有することを証明した書類
郵送で請求する場合
- 返信用の封筒と切手
- 上記、身分証明書のコピー
複数枚必要な場合
交付請求書は、居住者証明書の必要部数+1部が必要です。
居住者証明書が1枚あれば良いなら、居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)は2枚。
居住者証明書が2枚必要なら、居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)は3枚必要になります。
特に郵送請求の場合、税務署とのやり取りが増えるので、必ず「必要部数+1部」を送るように気をつけてください!
その他、詳しくは、国税庁の該当ページでご覧くださいね↓
「居住者証明書交付請求書・居住者証明書」 (留意事項・記載要領)
税務署に行かなくても郵送で入手できる?
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)は、郵送でも申請可能です。実際に私は郵送申請で入手しています!
ただ、郵送申請の場合は
- 申請書の印刷代
- 往復の封筒代
- 往復の切手代
が別途必要となることにご注意ください。
申請にかかる費用はいくら?
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の交付自体は無料です。
ただ、
- 税務署に直接足を運ぶならその交通費
- 郵送で申請するなら往復の封筒代と切手代
- 申請書を自分で印刷するならその印刷代
が必要になります。
申請書はどこでダウンロードできる?
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の交付に必要な申請書は、国税庁の公式サイトからダウンロードできます。
居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)印刷用(PDF/204KB)
居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)入力用(PDF/211KB)
「入力用」の方は、ブラウザ上でも必要事項を入力することができますよ!まあ、住所を書く欄が狭すぎたので私は結局手書きにしましたが……。
請求書を書く場合の、注意事項はこちら↓
税務署に直接足を運ぶ場合でも、事前に書いて用意しておくのが良いかも知れませんね。
郵送で申請した場合、どれくらいで交付されてくる?
時期にもよると思いますが、私の場合は1週間でした。
- 12月22日(金)に申請書入りの封筒を投函
- 12月29日(金)に自宅に証明書が届く
税務署が年末年始の休みに入る前にギリギリ間に合った感じですね。
確定申告の時期(2〜3月)は税務署職員の方々は忙しいはずなので、交付までにもっと時間がかかるかもしれません。
税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の申請書の書き方
さて、ここからは税務上の居住地の証明書(居住者証明書)の申請書の書き方を紹介していきます!
※以下はあくまでも、個人がAdSenseに提出するための書き方です。
まずは、申請書を用意しましょう↓
居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)印刷用(PDF/204KB)
居住者証明書交付請求書・居住者証明書(租税条約等締結国用)入力用(PDF/211KB)
申請書の準備ができたら、以下のように記入していきます↓
上の画像にも書いていますが、申請書に書く住所は、Googleアカウントに登録している住所と完全に一致するようにしてください。
たとえば、
- 1丁目1番地1号101号室
- 1丁目1-1-101
- 1-1-1-101
こういう表記揺れには要注意。「誰がどう見ても完全一致」を心がけましょう!
居住者証明書をアップロードするときは、申請書部分も一緒に
最後になりますが、居住者証明書交付請求書・居住者証明書は、上が交付請求書、下が証明書になっています。
「じゃあGoogle AdSenseに画像を送るときは下の部分だけで良いの?」
というと、そうもいきません。
下の「居住者証明書」の部分には、あなたの名前も住所も書かれていないからです↓
なので、あなたの名前や住所などが書かれた「交付請求書」の部分も一緒に撮影もしくはスキャンをして、Google AdSenseにアップロードしてください。
この記事を読んでくださった方々の「税法上の居住地における税務情報」が、無事に受理されることを願っています!