今日は、iOS用のファイル管理アプリ、「FileBrowser」シリーズについて書いていこうと思います!
「FileBrowser」の開発元はイギリスの会社
まず、「FileBrowser」を開発しているのは、「Stratospherix」というイギリスの会社です。
イギリス政府公式サイトの企業検索サービスにも、ちゃんと「Stratospherix」が登録されています↓
ここに、事務所の所在地や登録年はもちろん、役員の名前や国籍まで書いてあるんですよ!
私がだいぶ前に使っていたファイル管理アプリ「FE FileExplorer」の開発元は素性が不明でしたが(こちらの記事)、Stratospherixはそこがハッキリしている。
しかも情報の出所がイギリス政府!
それだけで、かなり安心度が高いです(笑)
「FileBrowser」の個人情報の扱いは?
Stratospherixの公式サイトには、次のような文章が載っています。
Your Privacy Matters
Unlike other file manager apps available on the App Store we do not collect or sell any of your data.
Your Privacy Matters – Stratospherix
簡単に訳すと、
「あなたのプライバシーは重要です。AppStoreにある他のファイル管理アプリとは違い、私たちはユーザーのデータを収集しませんし、売ることもしません。」
ということです。
AppStoreのアプリ情報を見ると、確かに「FileBrowser」は「データの収集なし」となっています。
じゃあ他のファイル管理アプリはどうか?というと、例えば「Documents by Readdle」は↓
ユーザーに関連付けられたデータも、関連付けられたデータも収集される場合があります。
他に、「ES File Explorer」は↓
「他社のAppやWebサイト間でユーザをトラッキングする目的で」データが使用される場合がある、とのこと。
そして「Google Drive」は↓
位置情報やら、連絡先やら、検索履歴やら、多いなぁ(笑)
そして、上で引用したStratospherixの文章はこう締めくくられています↓
Please be cautious when downloading apps – a free app may cost you a lot more in lost privacy.
Your Privacy Matters – Stratospherix
「アプリをダウンロードするときは注意してください。無料のアプリは、あなたのプライバシーを対価にしているのかもしれません」
FileBrowserは有料アプリです。
無料のトライアル期間はありますが、「基本性能はずっと無料」みたいなことはありません。
その分、「ユーザー情報は収集しないし売ることもない!そういうことでは稼がない!」という方針のようですね!
Stratospherixアプリの錚々たるユーザーたち
最後に、Stratospherix公式サイトに載っていた、同社のアプリを使用している組織・企業をご覧ください↓
いくつかピックアップすると、
- Transport for London(ロンドン交通局)
- MetLife(メットライフ、アメリカ合衆国最大の生命保険会社)
- Audi(アウディ、ドイツの高級自動車メーカー)
- United States Courts(アメリカ合衆国裁判所)
- NASA(アメリカ航空宇宙局)
- U.S. Department of the Interior, Bureau of Indian Affairs (アメリカ合衆国内務省 インディアン事務局)
情報の漏洩にはこの上なく厳しそうな、アメリカの裁判所やNASAがリストに入ってるという……。
こんなすごいメンツ、見たことないわ!!
「自分のデータを守りたい」と思っている方には、とてもオススメ!
というわけで「FileBrowser」シリーズは、「自分のデータを守りたい」と思っている方に特にオススメです!!
ちなみに私は「FileBrowser Professional」を愛用しています。
「Professional」は買い切りの永続版なので2000円とお高いんですが、サブスクタイプの「FileBrowser Go」は月額100円(※2023年7月現在)とお手頃価格で、トライアル期間もあります。
なので、ぜひ一度試してみてくださいね!!